幼稚園決まりました

 先週、希望していた区立幼稚園の申し込みが締め切られました。定員を上回る応募があり抽選になりましたがクリア。悠平は来年春から幼稚園に通えるめどがつきました。正直なところ「やれやれ」という気持ちの一方で、悠平が本格的に家庭の外に居場所をつくる初めての経験でもあり、親として喜びと感慨もひとしおです。
 わが家ではもともと、悠平の発達障害よりも前に妻の体調の悪化があり、悠平が幼稚園に通うようになればその分だけ妻の体も楽になると考えていました。去年も私立幼稚園2カ所に申し込みましたが不合格。そのころには、悠平がほかの子どもとは違っていることが、わたしの目にもはっきりしてきていて、3歳半健診で紹介してもらった東邦大大橋病院で広汎性発達障害の診断を受けたのが去年の12月でした。思えば、私立幼稚園の入園テストを受けたのはちょうど1年前、去年の11月1日でした。
 来年春からは、わが家の生活も悠平の幼稚園通園に合わせてリズムを組み立てていくことになりそうです。通園は大人の足で片道20分ほどですが、悠平と一緒ではさてどうなるか。雨の日や暑い日、寒い日もあるでしょう。弁当を作っても毎日ちゃんと食べるだろうか、とか心配しだすときりがありません。いろいろ聞いてみると、幼稚園のほうでも障害児の受け入れには豊富な経験があるようです。幼稚園任せにすることなく、先生方といろいろお話しながら、ひとつずつ前に進んでいきたいと思います。

 写真は最近の悠平のお気に入り、「カーズ」のミニカーです。アニメ映画「カーズ」をご存知でしょうか。ルーキーにして、年間優勝を狙うレーシングカーのライトニング・マックイーンが主人公。決戦が行われるカリフォルニアへ移動中、トレーラーから落ちてしまい、とある町に迷い込んでしまいます。そこで過ごした数日間が彼を成長させ、さて最終レースでは―。車大好きの悠平が喜ぶのではと、妻がDVDを買い求めました。ありがちな子ども向けのストーリーだろうと思っていたのですが、実際に見てみると、わたしも涙を誘われる感動の結末でした。2006年公開のディズニー映画で、実写と見まがうばかりのきれいな映像で見応え十分です。
 肝心の悠平はと言えば、喜んで見てはいるのですがストーリーは関心外のよう。もしやと思い、キャラクターのミニカーを探してみたら、やはり商品化されていました。悠平が特に気に入ったものを順に買っていますが、実はわたしの方がはまりそうです。

カーズ [DVD]

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