2012-01-01から1年間の記事一覧

学び方は違っても、学ぶ力はあるのです――2012年を振り返って

妻(yuheimama)です。「師走」とはよく言ったもので、本当に慌ただしかった12月が終わろうとしています。年の瀬にあたり、悠平と歩んだ1年を振り返りたいと思います。 まず思い浮かぶのは、2月下旬から6月までの幼稚園登園拒否と、6月下旬の療育園への転園…

冬休みの家庭療育

妻(yuheimama)です。悠平の通う療育園では、12月28日から1月第1週までが冬休みです。幼稚園に比べると短いものの、まとまったお休みなので、恒例の家庭療育を開始しました。 まずは療育環境の整備から。机上課題に集中できるよう、課題を入れるレターケー…

セリフにびっくり、センスにうっとり!?

妻(yuheimama)です。最近、悠平との間で1〜2往復の会話が成り立つようになってきました。例えば私が「今日は園で何したの?」、悠平「さんりんしゃにのった」、私「楽しかった?」、悠平「たのしかった」。答えやすい質問を選んでの質疑応答のようなやり取…

今年の3冊―番外編―

妻(yuheimama)です。「今年の3冊」シリーズ(?)最終回は、本ではなかったのでエントリーできなかったDVD作品を紹介したいと思います。 『マイネーム イズ ハーン』(20世紀 フォックス エンターテイメント ジャパン)の主人公はアスペルガー症候群の青年…

今年の3冊―悠平編―

妻(yuheimama)です。前回は「今年の3冊」として、私が共感した3冊の本を紹介しました。今回は、悠平にとっての「今年の3冊」を紹介します。残念ながら悠平自身が選んだわけではないのですが、母の目から見て、悠平が特に気に入っているように思えた3冊です…

今年の3冊

妻(yuheimama)です。12月になると、新聞などで「今年の3冊」といった特集記事を目にします。これは新聞社の書評委員や作家、著名人が、その年の新刊から印象に残った本を3冊選んで紹介する企画です。これにあやかって、今回は私が選んだ「今年の3冊」を紹…

試行錯誤は終わらない〜おまけ 紅葉2012

yuheipapaです。最近は、悠平を連れて出かける際には、あらかじめ利用する乗り物や目的地の写真を入れたスケジュール表をパソコンで作り、A4判の紙1枚にプリントしています。事前に悠平に見せて、口頭でも行動予定を説明します。視覚に強い悠平には効果があ…

おはなし会「サポートブックを作ってみよう!」

妻(yuheimama)です。悠平が通う療育園では、年に数回、保護者を対象とした「おはなし会」を開催しています。テーマによって、園の専門スタッフが講師を務め、障害理解の促進や支援方法の提案をしてくれます。先日は、「サポートブックを作ってみよう!」と…

たくさんの方々に助けていただきながら前向きに――北摂杉の子会2012年合同公開講座の報告

妻(yuheimama)です。11月30日(金)に高槻現代劇場で表題の講座が開催されました。以前のエントリー(社会福祉法人 北摂杉の子会 2012年合同公開講座のお知らせ)で紹介したとおり、この講座は「発達障がいの子どもの保護者による―家庭での支援実践報告―」…

楽しみながら学べる遊び

妻(yuheimama)です。悠平の通う療育園では月に2回、「セッション」と呼ばれる個別指導を実施しています。悠平の場合は奇数週に梅花女子大大学院での個別指導療育があり、偶数週にセッションがあるため、ありがたいことに毎週1回、個別指導を受けることがで…

変わりゆく「こだわり」

妻(yuheimama)です。最近、悠平と一緒に歩いていて、思わず笑ってしまうことがあります。悠平はこれまでも何度も触れてきたように、乗り物好きです。道行く車やバイクにしばしば目を奪われます。すると過ぎ去った乗り物を目で追って、自然に斜め後ろを見な…

「お買い物ごっこ」から「お買い物体験」へ

妻(yuheimama)です。悠平が通う療育園では時々、設定療育としてお買い物ごっこをしています。みんなとっても楽しんでいるようです。何かを実物に見立てるのが苦手な自閉の子どもは、ごっこ遊びが苦手といわれますが、悠平もお買い物ごっこは大好きです。家…

社会福祉法人 北摂杉の子会 2012年合同公開講座のお知らせ

妻(yuheimama)です。昨年度、悠平が療育でお世話になっていた自閉症療育センターwillが属する社会福祉法人「北摂杉の子会」が今月、『発達障がいの子どもの保護者による―家庭での支援実践報告―』を開催します。これは、同法人の3つの療育センター「児童デ…

コチョコチョで感じるボディイメージ

妻(yuheimama)です。自閉症児は関節の曲げ伸ばしや筋肉の動きを脳に伝える感覚である固有受容覚(こゆうじゅようかく)の認識の弱さから、自分の体の部位に関するイメージを持ちにくいといいます(参考:岩永竜一郎『もっと笑顔が見たいから』<花風社>)…

読書週間によせて

妻(yuheimama)です。就学相談も一段落し、療育園での母子分離も徐々に時間が長くなり、日常生活も落ち着きを取り戻してきました。「落ち着きを取り戻す」といっても、悠平は相変わらずのマイペースで、私がようやくあれこれ悩む日々から解放されつつあると…

特別支援学校への進学を決めました

妻(yuheimama)です。特別支援学校か特別支援学級か、悩みに悩んだ末、結論を出しました。特別支援学校への就学を希望することにしました。 校区の小学校の特別支援学級は予想以上に充実していて、学校全体でできる限りの態勢を敷いているように思いました…

「父子乗り鉄と巡礼」も視覚支援で

yuheipapaです。 前回のエントリーで少しお知らせしましたが、休日に悠平を連れて電車で寺社仏閣めぐりに出掛ける「父子乗り鉄と巡礼の旅」を続けています。西国三三所めぐりも2巡目になると、最初に訪ねた時には気付かなかったことがいろいろあって、2巡…

特別支援学級を見学

妻(yuheimama)です。9月の特別支援学校体験入学に続いて、先日、校区の小学校の特別支援学級を見学してきました。当日は主人も半休を取り、家族3人で出掛けました。 まず、校長先生と特別支援コーディネーターの先生に挨拶し、教頭先生が案内してくださ…

視覚支援で行事をクリア!――楽しかった親子遠足

妻(yuheimama)です。10月10日(水)に療育園の親子遠足で万博記念公園に行ってきました。悠平は以前、主人と2人で行ったことがあるので、行き先のイメージは名称を聞いただけでつかめているようでした。 いつもと違うこと(=行事)が苦手な上に、園のみん…

進路に迷う秋――特別支援学校か特別支援学級か

妻(yuheimama)です。療育園での母子分離が午前1時間、午後1時間半弱になり、心身ともにだいぶ楽になってきました。悠平も慣れてきたのか、次にいつ戻ってくるかを確認すると分離もスムーズになり、分離中も落ち着いて過ごせるようになってきた模様。とは…

ご褒美とおあずけ

妻(yuheimama)です。悠平の登園同伴を続けて1カ月。ここ数日は、午前・午後にそれぞれ30〜40分、母子分離できるようになってきました。次は午前中いっぱいの母子分離にトライしてみようかと担任の先生と話しています。 以前のエントリー「またもや『いかな…

「先達」になって西国三十三所を再び巡礼(もちろん「乗り鉄」も)※追記・「出発進行ルール」も思わず忘れたパトカー電車

yuheipapaです。休日に電車好きの悠平と「乗り鉄」を兼ねて2人で続けていた西国三十三所巡礼は先日、満願成就となりました(「西国巡礼、父子で満願成就です」をご覧ください)。すべてのお参りを終えた後に札所会に申請すると、巡拝の案内役を務める「先達…

またもや「いかない!」

妻(yuheimama)です。悠平には、スケジュールや手順などがいったん頭に入るとその通りに実行できるという強みがありますが、その反面、変化・変更に弱く、不安感を抱いてパニックに陥るという特性があります。 実は療育園の夏休み直前、スケジュールの変更…

最近ヒットした絵本

妻(yuheimama)です。以前のエントリー(「心安らぐ絵本の時間」)で紹介したように、悠平は赤ちゃんのころから絵本が大好き。私たちも夫婦そろって本好きということもあり、悠平が興味を持ちそうな絵本があるとついつい買ってしまいます。以前は新しい絵本…

西国巡礼、父子で満願成就です

yuheipapaです。以前の記事(「西国巡礼〜父子の旅」)で、悠平と2人で西国三十三所の観音霊場巡りを続けていることを紹介しました。電車で出かけることから「父子乗り鉄と巡礼の旅」と名付けた日帰りの旅です。8月の日曜日、三十三番の札所、岐阜県揖斐郡…

汗と笑顔とパニックと――夏休みの家族旅行

妻(yuheimama)です。8月に3泊4日で伊勢志摩に行きました。悠平の療育園は既に始まっていたのですが、主人の休暇の都合で、夏休みを少し延長しての旅行となりました。宿泊は三重県の鳥羽、主な目的は伊勢神宮参拝と志摩スペイン村です。天気に恵まれ、観光…

乗り鉄小僧のカタカナ学習

妻(yuheimama)です。夏休み、悠平は朝食後少し遊ぶと、自分から「おべんきょうする」と言って机に向かいます。大体10種類の課題で30分程度、頑張っています。毎日取り組んでいると「継続は力なり」で、徐々に課題をクリアできるようになってくるので、とこ…

夏休み特別企画!? 手作りすごろくに大興奮

妻(yuheimama)です。悠平の通う療育園でも夏休みに入りました。園から「夏休みに小さくてもいいから何か一つ目標を立てて取り組んでください」とお話があり、何にしようか考えました。はじめはお手伝いを一つと考えたのですが、どんなお手伝いにするか決め…

身辺自立は療育園と連動で

妻(yuheimama)です。悠平が通う療育園では、設定療育として、天気のいい日にはプールに入ります。悠平はプールが大好きで、浮き輪につかまって遊んだり、底に手をついてワニ歩きをしているとのこと。猛暑日続きの中、水遊びで気持ちよく全身運動でき、心地…

家庭療育――スモールだけどステップアップ

妻(yuheimama)です。療育園から帰宅後、余裕があるときは自分から「おべんきょうする」と言うようになった悠平。飽きることなく課題に取り組めるよう、少しずつ新ネタを取り入れながら、ステップアップを目指しています。 まずは、これまでにも何度かご紹…