無事に卒業式を終えました

 yuheipapaです。悠平は先日、特別支援学校の中学部を無事に卒業しました。わたしも休暇を取って、yuheimamaと一緒に卒業式に参列しました。
 卒業生は一人一人、順番に壇上で校長先生から卒業証書を手渡しで受け取ります。この日の悠平は、紺色のブレザーにネクタイの“正装”。親がハラハラする中を、まったく物おじすることなく、壇上に進みました。名前を呼ばれると落ち着いた声で「はい」と答え、ゆったりとした動きで証書を受け取り、大きな拍手に包まれて、自席に戻りました。その堂々とした様子をわたしはカメラのファインダー越しに見ていたのですが、悠平がこんなにも成長したのかと、うれしくて涙があふれそうでした。
 悠平が生まれた時、わたしは45歳でした。仕事を休職して務めていた労働組合の専従役員の2年間の任期終了まで1カ月の時でした。自分が職場に復帰し、働き続けて60歳の定年を迎えても悠平はまだ中学生か、と思ったことをよく覚えています。その中学生生活が終わりました。過ぎてしまえば本当にあっという間でした。
 悠平は3歳の時に広汎性発達障害の診断を受けました。それからしばらくは、世間一般の親が子の将来に期待するようなことを一つひとつあきらめながら、親として自分の心と折り合いをつけていく日々でした。やがて、悠平がこの社会に居場所を見つけられることができるように、それまでは自分も一緒に悠平のペースで歩みたいと思うようになりました。そう思うようになって、わたしの心も落ち着きました。悠平のおかげで、わたしも成長したと思います。
 悠平は4月、特別支援学校の高等部に進みます。将来の目標は働くこと、社会参加できるようになることです。新たなチャレンジが始まります。

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