凸凹学習到達度

 妻(yuheimama)です。3学期が始まり、早3週間。学校―週2回の放課後デイ―家庭学習といういつものリズムがすっかり戻ってきました。現在の家庭学習は四谷学院の療育55段階と学校からの宿題を中心に組み立てています(療育55段階については「夏休みの家庭療育&家庭学習」を参照ください)。

 療育55段階は小3のときにスタートして丸2年が経ちました。小1相当レベルからスタートし、現在、国語の文法・読解は小3、漢字は小2、算数は小1と、かなりの凸凹が目立つようになりました。国語は幼児期の絵本の読み聞かせやクリニックでのST(言語)での土台があったためか、順調。漢字は、書字ができるようになるまで時間がかかったことを考慮し、苦手意識を持たせないようにあえてゆっくりペースで取り組んでいます。算数は、1桁の足し算・引き算の暗算、続いて繰り上がりに時間を要し、一昨年から小1レベルで足踏み状態が続いていました。昨夏、ようやく繰り上がりの足し算を理解できるようになり、冬休み中に繰り下がりの引き算もほぼ暗算でこなせるようになりました。最近では計算練習に加え、簡単な文章題にもチャレンジしています。この調子でいけば、6年生に進級する前に小2レベルへ進めそうです。

 それにしても、学習到達度の凸凹がなんと大きいことか! 発達障害を「発達凸凹」と呼ぶ医師がいるのにも納得です。「やれば(何でも)できる」とは言えませんが、あきらめずに試行錯誤することの大切さを痛感します。また、幼児期の療育から教科学習に至る悠平の取り組みを見ていて分かるのは、悠平の得意不得意と、独特の認知の仕方です。

 私は療育・学習の目的を悠平の生活力・利便性の向上、QOL(生活の質)の向上に置いています。副次的ではありますが、親子で一緒に取り組むことで、どうすれば悠平に伝えたいことが伝わるかを模索する機会が得られました。今しばらくは学習を継続しながらコミュニケーション力を高め、中学部・高等部、さらに青年期に向け、いずれ家族以外の支援者への橋渡しを考えるときがくるのだろうと、おぼろげながら考え始めています。