唐揚げをめぐって

 妻(yuheimama)です。悠平は幼少期、偏食があり、連日のように唐揚げを食べていました。小学校入学後は、給食と先生方の取り組みのおかげで、食べられるものが増え、今は好き嫌いこそありますが、偏食は卒業しました。偏食卒業後も、ファミレスや中華料理店などではメニューから唐揚げを選ぶことが多かったため、母は悠平の一番の好物は唐揚げだと思っていました。

 先日、学校の連絡帳に、クラスで給食のリクエストメニューを話し合ったときのことが書かれていました。悠平の学校では年度末の給食に、卒業予定の学年からのリクエストを取り上げたメニューが登場します。悠平のリクエストは「ラーメン、マーボーナス、春雨サラダ、リンゴゼリー」だったとのこと。中華セットのようなメニューで、バランスもよく、ちょっと驚きました。さらに母は、「唐揚げ、入ってないんだ~」と思いました。

 そういえば、その数日前の放デイの連絡帳にも、好きな食べ物の話になったときに悠平は、「ラーメン、そば、レーズン」と答えていたと書かれていました。

 長らく、唐揚げが一番好きなのだろうと思っていた母は、自分の思い込みに気づかされました。幼児期から唐揚げを頻繁に食べていたのは、好きだからと理由と、それ以外が苦手だからという二重の理由があったのだろうと思いました。唐揚げはもちろん今でも好きなのでしょうが、食べられるものが増えて、絶対王者ではなくなったようです。本人の成長、変化を喜ぶとともに、ちょっと大げさかもしれませんが、「この子はこれが好き」「この子はこういうもの」という親の思い込みを戒めなくてはと再認識しました。

 ラーメンやそばを食べると、スープやつゆまで飲んで完食する悠平。振り返れば確かにラーメン、そば好きです。塩分取りすぎに気を付けて、スープやつゆは飲み切らないように注意したほうがいいのかなと思いつつ、偏食だったころからは想像もつかない食べっぷりに、ついつい母も甘くなってしまいます。

  yuheipapaです。yuheimamaの記事を読みながら、そう言えば最近の悠平は外出先で唐揚げを食べなくなっていることに気付かされました。「食」の大きな進歩だと言っていいと思います。悠平が幼児のころは、一緒に外出する際にはまず、唐揚げを置いていそうな店をリサーチして計画を立てていました。ほぼ何でも食べてくれる今は、予定作りもぐっと楽になっています。手元には、悠平が食べてきた数々の唐揚げの写真が残っています。そのほんの一部を紹介します。

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