2学期の家庭療育

 妻(yuheimama)です。2学期に入り、お彼岸の墓参、幼稚園の運動会、芋ほり遠足など、秋らしい行事が目白押しです。その合間合間に悠平は風邪を引いたり溶連菌感染症にまたかかったりで、めまぐるしい毎日を送っています。ご丁寧に毎回私にうつしてくれるので、家庭療育がこのところとびとびになっていますが、「面倒だからもう止めてしまおう」とは思いませんでした。夏休みの家庭療育で続けることの大切さを私自身が学んだからです。
 例えば歯みがき。以前は歯ブラシをがちがちかじっておしまいだったのが、今では磨く部位に合わせてブラシを持ち替え、全体を磨けるようになりました。また、クリップや洗濯ばさみをはさむ課題で指先に力が入れられるようになったのか、1学期にはできなかった押しボタン式信号のボタンをしっかり押せるようになりました。とてもささやかなことですが、こうしたスキルが悠平の「自分の世界」を少しずつ広げていってくれるのだと、私は信じています。
 さて、前段が長くなりましたが、以下にとびとびながら続けている家庭療育の紹介をしたいと思います。まずははさみで切る課題。以前のエントリーではカタカナを書いた紙を切ってカタカナ表を作っている様子を紹介しましたが、表も完成し、今度は時計の読み方の紙を用意しました。ジャストタイムだけなので、切りながらすんなり覚えたようです。

 線を引く課題では、幼児用教材から数字の順番通りに線を引いたり関連のあるモノ同士を結ぶといった、ちょっと考えてから線を引く内容にステップアップ。大好きな乗り物を題材にしたらあっさりクリアしました。次なる課題を考えなければ!


 ぬり絵は相変わらずぐちゃぐちゃ書きですが、乗り物のほかに絵柄が比較的シンプルな絵本のキャラクターなどのぬり絵を手作りしてみると、喜んでぐちゃぐちゃ(笑)塗ってくれました。

 シールの課題はこれまでとはちょっと違ったタイプに挑戦。無印良品で購入した『かおノート2』から、悠平が興味を持ちそうな「かお」を選んで、悠平は目や口などのパーツシールを好きに張ります。一応、顔のパーツの名称と位置関係は分かっているようで一安心でした。

 パズルはしばらくやっていなかったのですが、カタカナを題材にしたものを見つけたので購入しました。手先の動きとカタカナの学習です。はさみとのりでカタカナ表を作った後に、パズルを毎日2段ずつ、「ア〜ン」までを2回やりました。まだ完全には覚えきれていませんが、以前よりカタカナにも親しむようになったようです。

 新しい課題として言語・コミュニケーションの教材を考えました。一つはひらがなを使ったしりとりカード、もう一つは幼稚園での出来事を報告するための写真カードです。しりとりカードは大ウケ! 喜んでやっています。カードのイラストは絵本からのコピーや簡単なものは自分で書いています。これからもカードを作って遊びながら単語を読む練習をしていきたいと思っています。

 写真カードは、まだ試していないので次回以降に経過を紹介します。カードは幼稚園での出来事を2語文で報告できるように写真とそれに対応した「名詞+助詞」+「動詞」で構成しました。写真は悠平が通う幼稚園のホームページに掲載されている保育の様子からプリントアウトしました。まずはオウム返しでもいいので、その日にあったことを2語文で報告できるようになってほしい。さらに自発的に言えるようになったら、主語をつけて3語文に発展をと、母の勝手な妄想…ではなく希望は膨らみます。

 悠平が自分でできることを増やしてやりたいと思って始めた家庭療育。手先を使う課題に手ごたえを感じ始めた今、コミュニケーション領域の発達にも期待が増してきました。私と離れている間に悠平はどんなことをしているのか、どんな気持ちで過ごしているのかをもっともっと知りたい…そう思いながら教材を作る日々が続きます。

 yuheipapaです。
 先日、悠平が幼稚園の芋ほり遠足で立派なおみやげを持って帰ってきました。幼稚園での出来事を話すことはないので、悠平が自分で掘ったのかどうかは分かりませんが、持たせたスコップには土が着いていたので、土には触れたのでしょう。
 この大きなサツマイモを使って、週末の夕食にわたしが天ぷらを揚げてみました。イモはホクホクしてとてもおいしかったのですが、悠平は食べずじまい。エビ天のころもをかじっただけでした。偏食の激しさは相変わらずですが、聞けば、幼稚園の給食でもカレー系統のおかずは食べているようです。気が向いた時には、エビ天やエビフライもころもだけではなくエビも食べるようになってきました。少しずつでも食べられるものを増やしてやりたいと思います。


 ※カテゴリーに「療育」を新設しました。妻のスモールステップは少しずつですが、着実に成果を上げているようにわたしも思います。