電車よりシーラカンス

 yuheipapaです。
 先日、悠平と一緒に静岡県の沼津市、富士市に日帰りの乗り鉄旅に行きました。メインは富士市内を走る岳南電車。6年前の2017年2月、悠平がまだ小学生だった時に一度、訪ねています。その後、新しい電車が入ったり、電気機関車の保存スペースが整備されたりしたことを知って、悠平と相談して「久しぶりに行ってみようか」ということになりました。
 さて、岳南電車は、それはそれで楽しめたのですが、意外と(?)悠平に好評だったものがもう一つありました。シーラカンスです。

【おみやげに買ったシーラカンスのぬいぐるみ】

 せっかく静岡に行くのなら、と、まずは沼津で海鮮のランチを食べることにしました。JR沼津駅から沼津港までバスで10分ほど。海鮮丼などのお店が立ち並び、観光客でにぎわう一帯があります。リサーチしていて、「沼津港深海水族館」という施設があることを知りました。目玉はシーラカンス。世界でも希少な冷凍の個体が2体など、計5体の標本を所有しているとのことです。「なぜ、沼津にシーラカンス?」の疑問はともかく、なかなか楽しめました。

 生きた化石、シーラカンスは深海にすんでいます。沼津港が面している駿河湾は深く、深海魚が豊富に生息しています。深海の海洋環境は世界中どこでも似ており、シーラカンスも「日本にはいない」と断定するほうが難しい、とも言われているとか。夢がある話だと思いました。悠平も冷凍標本などが珍しかったのか、この日、いちばん楽しかったこととして、岳南電車を差し置いて、シーラカンスを挙げました。鉄道以外のことが「楽しかったこと」のトップになるのは、悠平のお出かけ史上では極めて珍しいことです。関心のありようも変わってきているのかもしれません。

※沼津港深海水族館  http://www.numazu-deepsea.com/

 昼食は、水族館を経営する水産会社の系列店で、海鮮丼にしました。わたしは深海魚の刺身が中心の「深海丼」、悠平は地魚を使った「駿河丼」。深海丼はビジュアルがなかなかでした。

【悠平撮影:海鮮丼の食べる前、食べた後】

【yuheipapaが食べた「深海丼」】

 悠平は最近、カメラを持って外出すると、食べ終わった後のカラになった器を写真に撮っています。この日は食べる前と、食べ終わった後と、両方を撮りました。悠平が幼児のころから、わたしが料理の写真を撮っていたので、最初は真似だったのかもしれません。しかし、カラの器を撮るのは悠平のオリジナルのようです。この日の沼津の写真を見ながら、なぜ食べ終わった後の写真を撮るのか、いろいろ聞いてみました。「うーん、きれいに食べたからかな」。どうやら完食した記念ということのようです。

 ※岳南電車の乗り鉄も2人で楽しみました。以下の写真はいずれも悠平撮影です。

  岳南電車 https://www.gakutetsu.jp/