発熱1週間

 悠平は先週の土曜日(11日)夜から発熱、上がったり下がったりしながらも連日、39度台を繰り返し、昨日(17日)は病院で点滴まで受けました。その甲斐あってか、けさ(18日)になってようやく平熱に安定しました。発達障害児の身体感覚では、高熱時の体調もわたしたちとは異なった感じ方があるのかもしれません。病気の際の対処をどうするか、色々と考えざるを得ない1週間でした。
 発熱2日目の日曜日、高槻市が隣りの島本町とともに市内に開設している休日・夜間診療所に連れて行った際には、のどが腫れており風邪でしょう、との診断でした。ところが月曜日にあらためて妻が小児科に連れて行くと、溶連菌感染症との診断でした。幼児には珍しいわけではない感染症で、通常は2〜3日で熱は下がると説明を受け、抗生物質を処方してもらいましたが、なかなか熱は下がりません。水曜日の受診では、市内の大きな総合病院を紹介されました。そこでの診断も基本的には溶連菌感染症で変わりはありませんでしたが、抗生物質が体質に合わない可能性などの説明がありました。木曜日深夜にそれまで最高の39・5度に。金曜日、つまり昨17日の午前中、わたしも付き添って総合病院に行き、点滴を受けました。悠平は泣いて暴れて大変なようでしたが、手慣れた女性看護師さんたちがてきぱきと処置。左手の甲に針を刺したようですが、点滴が始まってからは気持ちいいのか、すっかりおとなしくなっていました。血液検査の結果では、感染症は終息段階だが風邪を併発して発熱が長引いているよう、とのことでした。そしてけさ、悠平はすっかり元気になり、まずは一安心です。
 この1週間、午前中は熱が収まるものの、午後や夜は高熱を出すパターンの繰り返しでした。食欲もなく、口にしたのはバナナやリンゴ、イチゴなど果物ぐらい。熱が上がってくると「おなかいたい、おなかいたい」と繰り返しながら泣くのですが、下痢はありません。本当に腹痛があるのか、それとも別の感覚をそう表現しているのか、わたしも妻も判断がつきませんでした。体温は客観的に計測できるものの、悠平と言葉で細かいやりとりをすることができず、親としては気を揉んでばかりでした。
 悠平は熱が39度台になるとさすがに顔が赤くなり、ぐったりとして横になりましたが、37度台ぐらいでは見た目も行動も普段とあまり変わりません。困ったのは、それぐらいの熱だと夜、おとなしくしていないことです。昼寝したためか、夜中に目が覚めるとそのまま目がさえてしまうのでしょうか。ある晩は2〜3時間ほど、延々と幼稚園で習った歌を歌ったり、お気に入りの絵本のストーリーを暗誦したり。わたしも妻も睡眠不足の日が続きました。
 このままこの週末、平熱で安定すれば、週明けからは幼稚園に通えそうです。やれやれです。

 19日の「父の日」に合わせて、妻がわたしにプレゼントを用意してくれました。高槻に来てからの、悠平とわたしのツーショットの写真を集めてとじた手作りのミニアルバムです。悠平の幼稚園の入園式に家族3人で写った写真も入っています。まさに、手に取って目でたどる「悠平と歩く道」。最後の一枚は、5月の連休中に「高槻こいのぼりフェスタ1000」を見に行った際に撮ったわたしと悠平の後姿です。裏表紙には「『悠平と歩く道 なにわ編』…to be continued」と。宝物が一つ増えました。妻に感謝です。