広がり始めたブロック遊び

 妻(yuheimama)です。悠平が幼稚園を欠席し始めてから3カ月が経ちました。この間、幼稚園の先生方と何度も話し合い、ママたちからもご心配いただき、大変励まされました。小児神経内科を受診し、療育機関にも相談してきましたが、これといった打開策が見いだせずにいます。親は悠平が運動不足にならないように、引きこもりにならないようにと外遊びや外出の機会をなるべく作ろうと努めていますが、私は心身の疲労が溜まってきたのかこのところ調子を崩しやすく、主人も悠平の乗り物パニックに手を焼いています。親の心を知ってか知らずか(たぶん知らない…)、悠平はいたってマイペース。こちらはせめて生活リズムを崩さないようにとそれだけは死守していますが、悠平は相変わらずパソコン小僧になっています。

 そんな中、悠平がパソコンから離れて自分の手でブロック遊びをする機会が少しずつですが増えてきました。最近では自分でも何だかわからない造形物を手に「できたよ〜」と私にみせに来ます。悠平はニコニコしながらその造形物が何なのか、私が教えてくれるのを待っています。教えてほしいのはこちらのほうなのですが(笑)、とりあえず「う〜ん、何だろうね。…変な生き物」などと苦し紛れに言っています。それでも悠平は声をワントーン上げて「へんないきもの!」と楽しそうです。これから先、どんな「変な生き物」を作ってくれるのか、楽しみです。疲れた心にちょっぴり明るい光が差し込んできたようでした。

 このブロック遊び、先日紹介した家庭療育が発端になっています。ブロックメーカーのレゴブロックのホームページやダイヤブロックのガイドブックなどに作品モデルが掲載されていますが、そうした作品に使われているパーツが必ずしも家にあるとは限らないので、それらを参考に、家にあるパーツで悠平にも組み立てられそうなモデルを考えています。



 乗り物好きな悠平には、やはり消防車が一番アピールした様子。組み立てた後、「ウ〜ウ〜」とサイレンを真似ながら転がして遊んでいました。まだところどころで迷いながらつまずきながら組み立てているので、スムーズにできるようになるまで繰り返し取り組んでいきたいと思っています。ブロックには、模倣(手順書を見ながら組み立てる)、目と手の協応、手先の微細運動などの療育課題が盛り込まれていますが、それよりなにより、悠平の遊びの幅が広がったことがうれしい母なのでありました。