ついに突破! 「土曜日の壁」

妻(yuheimama)です。習慣にこだわる悠平は、これまで「月曜日から金曜日までは学校、土日はお休み」と固執して、土日の学校行事に参加できずにいました。これを我が家では「土曜日の壁」とよんでいました( 「学習発表会〜「土曜日の壁」」を参照ください)。今年に入り、1学期にあった土曜参観には、スクールバスにこそ乗れなかったものの、私と一緒にタクシーで登校して出席することができるようになりました。そして迎えた2学期。11月に「フェスタ」と呼ばれる発表会が土曜日に開催されました。

当初は楽しそうに練習しつつも「フェスタは行かない」と言っていた悠平。これに対して担任の先生と相談し、視覚スケジュールで何度も繰り返し説明をして、悠平の頑張りを後押し、期待してきました。これまでの行事でも視覚スケジュールで前もって予定を知らせ、本人も「行く」と言うようになったことはあったのですが、当日の朝「行かな〜い」とパニック状態になってあきらめた経験があるので、当日まで気が抜けません。

当日の朝、「行かない」とは言わなかったものの、スクールバス乗り場に向かう途中、悠平は「泣かない、泣かない」と言葉に出して自分に言い聞かせています。悠平と手をつないで歩きながら「ここまでは順調にきたものの、バスの乗車時にパニックを起こすかも」と冷や冷やものの私。バス乗り場に着くと、いつものようにお友達が集まってきて少し安心したのか、すんなりバスに乗って登校することができました。「よかった〜」とホッとした私に、事情を知っているママ友たちも「よかったね」と次々に声を掛けてくれました。感謝!

悠平を見送った後、いったん帰宅し、急いで学校へ向かった私。実はyuheipapaも一緒に行く予定だったのですが、お父さんが学校に来ることに慣れていない悠平が、ステージ上でyuheipapaを見つけて固まってしまう恐れがあるからと、yuheipapaは急遽、自宅待機に。

会場である体育館に着くと、程なく悠平たち2年生の出番です。悠平はニコニコ笑顔で、ステージから私に手を振るほどの余裕の演技。2年生みんなの明るく楽しそうな演技に、見ている私もつい顔がほころびます。

昨年までと違って、ご褒美設定もなしに突破できた「土曜日の壁」。療育園時代から数えて通算3年目でクリアできました。スモールステップの積み重ね――本当にこれに尽きます。これまで指導・支援してくださった先生方に感謝し、悠平の成長を感じられ、とてもうれしく思いました。来年はyuheipapaも一緒に見に行けるようにと、新たな目標ができました。