青春の学校祭

 yuheipapaです。悠平が通う特別支援学校高等部で先日、学校祭がありました。昨年はわたしの都合が付かず、yuheimamaが一人で行きましたが、ことしはわたしも一緒に見に行きました。
 高校の学校祭(文化祭)と言えば、「青春」の代名詞の一つでしょうか。わたしのイメージの中では、文系のクラブが日ごろの活動の成果を発表したり、体育館のステージで生徒のロックバンドが演奏を披露したり、模擬店が店開きしたりといった風景が定番です。わたしが通った男子校では、近隣の女子校の生徒たちも見に来るので、大盛り上がりでした。1970年代の半ばのことです。
 悠平の学校でも、日ごろの活動の成果を披露しました。悠平は清掃作業の実演を担当。わざと落書きした窓枠のガラスをまず濡らし、T字形のスクイージー(滑らかなゴム製のブレード部分を使って、平らな表面の水分を取り除くのに使う道具)で水分を取り除き、仕上げにタオルでふき取ります。見学の保護者らを前に、ちょっと緊張した面持ちで熱心に取り組んでいました。
 別のコーナーでは、農作業で育てた野菜や、調理で作ったクッキーなどの販売も。保護者はあらかじめ購入したいものを申し込んでおきます。当日はまず、受付とレジの担当の生徒に申し込みの控えを渡し、引換券を受け取って代金を支払います。引換券を持って次の部屋に進むと、品物と交換してくれます。yuheimamaはダイコンとクッキーと、八丈島特産という唐辛子を申し込んでいました。
 清掃も農作業も、お菓子の製造、それらの販売も、卒業後の就労に備えて習得を図るスキルです。学校祭は、特別支援学校なりのやり方で、まさに保護者や家族に日ごろの成果を見てもらう場でした。最後は学年ごとに、玄関ホールに勢ぞろいして楽器の合奏を披露して見送ってくれました。
 コロナ禍を経て、密を避けるためだと思いますが、保護者や家族の入場は、学年ごとに時間を区切ってでした。途中、待ち時間もありましたが、ふだん家では見られない悠平の「青春」の一面を知ることができ、楽しいひと時でした。

 購入したダイコンは太くてずっしり。さっそく週末の夕食の一品に煮物を作って家族で食べました。おいしかったです。