悠平の心配事

 妻(yuheimama)です。私、先日、風邪を引いてしまいました。微熱ながら発熱が数日続きました。悠平は、私が咳をしたり、検温をするたびに、「大丈夫?」と声を掛けてくれました。「母を心配してくれているのね。なんて優しい!」と、感動してしまいました。が、しかし…ある一言で、悠平が最も心配していた事柄が、私の体調ではない事実が判明したのです!

 そのとき悠平は、「大丈夫? 明日、行ける?」と聞いてきました。「明日、行ける?」というのは、朝のスクールバス乗り場への付き添いのことです。悠平は、生活習慣へのこだわりがことのほか強く、スクールバス乗り場と自宅間の送迎は私でなくては対応できません。これまで何度かyuheipapaの送迎を働きかけてみましたが、頑なに拒否してきました。そんなことが何度かあって、悠平は担任の先生との間で「今度、お母さんの具合が悪い時は、お父さんとバス乗り場まで行きます」と約束を交わしていたのです。悠平が最も心配していたのは、「朝、お父さんと行かなくてはならないかも」ということだったのです。

 それが分かって以来、「大丈夫?」と聞かれると、私はわざと「明日の朝にならないと分からない。熱があったら、お父さんと行ってね」と声を掛けるようになりました。悠平は思いっきり顔をしかめて、「いや~」と低い声で答えていました。

 最も体調が悪かった朝には、相変わらず「いや!」と言う悠平に、yuheipapaが「お母さんがかわいそうだと思わないの?」と尋ねたところ、「思わない!」と言う始末。――えっ、そうなの? なんてかわいそうな私…。最後には、次回こそお父さんと行く、行かなかった場合は週末のお楽しみであるお父さんとのお出掛け(=乗り鉄巡礼)には行かないというペナルティを受ける、という趣旨の念書にサインをさせ、鎮痛剤を飲んで私が送っていきました。

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 これまで、私が高熱を出して送迎できない日には、悠平は学校を欠席せざるをえませんでした。こちらが高熱でぐったりしていても、元気な悠平は「お母さん、お昼ごは~ん」「おやつ~」「夕ごは~ん」とマイペース。こちらは食欲がないのに、ゆっくり寝てもいられません。さらに、通知表の出欠欄には、「事故」として記録され、目が点です。まぁ、本人の病欠ではないし、確かにアクシデントなのかもしれませんが、ちょっとトホホな気分。悠平の適応力の向上が母のQOL(生活の質)をも向上させます! 悠平のため、私のため、念書を手に、これからも働きかけを続けていこうと思います。