春の花のスケッチの続きです。
【4月 東京下町・本所、亀戸】
桜をはじめ今年の花は例年よりも咲くのが早いようです。もしかしたらフジの花も、と思い、名所として知られる東京都江東区の亀戸天神社を訪ねることにしました。
都営浅草線の浅草駅をスタートし、すぐに隅田川を渡って本所(墨田区)へ。途中、歩道に設けられた花壇のチューリップがきれいだったので、スカイツリーと絡めて撮ってみました。
亀戸天神に行く前に、少し手前にある龍眼寺に寄り道。萩寺として秋のハギが有名ですが、この時期もハナモモやボタンがきれいでした。もう少し早ければ桜もきれいだったようです。
続いて亀戸天神社へ。予想通り、フジが見ごろを迎えていました。人出もかなり。フジの花がデザインされた御朱印帳を購入しました。同じデザインで黄色と青があり、悠平のチョイスで青にしました。
ペンギンのようにも見えるのは、幸運を招く鳥とされる「鷽(うそ)」の木彫り像です。天神社など菅原道真を信仰する神社では毎年1月、新しい「うそ」に買い替えると前年のよくなかった出来事が「ウソ」になって幸福になれるという「うそ替え」の神事があります。
【4月 東京都文京区・根津神社】
今年はツツジも例年より随分早く咲きました。東京の名所の一つ、根津神社もにぎわっていました。
【4月 東京都青梅市・塩船観音、天寧寺】
東京は大型連休を前に、新型コロナウイルス対策として3度目の緊急事態宣言が発令されることが決まりました。「しばらくは電車に乗っての外出もできないね」と悠平と話し、これが当面の「外出納め」と思って、ツツジの名所で知られる塩船観音に出掛けました。アジサイの時期に一度来たことがあったのですが、ツツジはなるほど、極楽のような、うっとりする眺めでした。
事前に青梅市内のことをあれこれ検索していて、天寧寺という曹洞宗の禅寺があることを知りました。塩船観音の後、40分ほど歩いて訪ねてみました。江戸期の建立という山門がとても立派で、東京のこんな場所にこんな古刹があるとはと、ちょっと驚きました。数は多くはないものの、季節の花もよく手入れされているようで、ピンクのシャクナゲがきれいに咲いていました。ほかにお参りの人はおらず、心穏やかなひとときを過ごしました。
予定を変更して、あと1回続きます。