日常の中のスモールステップ

 妻(yuheimama)です。10月に入っても25度を超える日があり、半袖の衣類をしまえずにいましたが、ここ数日、朝晩の冷え込みを感じるようになってきました。ようやく衣替え、秋冬の準備です。身長がぐんぐん伸びている悠平は、昨年まで来ていたセーターが小さくなり、ワンサイズ大きなセーターを買うことにしました。いざ、ユニクロへ。

 今回買ったのは、通学にも対応できそうなネイビーのカーディガン1着とセーター1着。店舗に行く前に、折り込みチラシで値段を確認し、予算を6~7千円と見積もって、悠平の財布に5千円札1枚と千円札5枚を入れました。カーディガンは母が色を指定しましたが、セーターは悠平に選ばせました。悠平はサイズを確認して、自分で商品を棚から取り出して買い物かごに入れ、レジへ。セルフレジで合計金額6980円のところ、7千円を投入。おつりを財布に入れ、持参したショッピングバッグに自分で2着を入れました。母はできるだけ手を出さないよう見守りに徹し、店舗を出るときに「支払いも袋詰めも自分でできたから、これからユニクロでは一人で買い物できそうだね」と声をかけると、悠平は「うん、そうだね」とご満悦。支払額の判断や買い物の一連の流れを把握できるようになってきたようです。

 ちなみに、なぜユニクロを選んだかというと、将来、悠平が1人で買い物をする際に、商品価格が手ごろで、店舗数が多いので、どこに住んでもアクセスしやすそうだからです。洋服に限らず、以前は母の好みで、ものによっては通販で取り寄せていたハンドクリームや歯磨き粉も、悠平が将来自分で買うときに困らないよう、最近ではスーパーやドラッグストアで取り扱いのあるものにシフトしています。

 いつも行く美容院では、これまでカット代の支払いを自分でやってきましたが、先日は美容院に行く道すがら、悠平に「どんなふうに切ってもらうか、自分で言ってみる?」と提案。「伸びた分を切ってください」と言うことに。悠平は美容院に入る前に復唱し、椅子に座ってケープをかけてもらうと、「伸びた分を切ってください」と依頼。いつもは母に「今日はどうしますか」と聞いていた美容師さんも、今回は悠平に「はい、伸びた分をカットね」と言葉を返してくださいました。カット終了後はもちろん自分で支払い。帰り道、母が「美容院、1人で大丈夫そうだね。高3になったら1人で来られるように頑張ってみる?」と声をかけると、「そうだね!」と悠平。「高2」と言うと、来年のことで不安を感じるかと思い、あえて高3に目標設定しました。

 生活のさまざまな場面でできることを増やすため、工程を区切って一つずつできることを増やしていくスモールステップ。手はかかりますが、悠平なりの自立を目指して、これからもスモールステップで行動範囲を少しずつ、広げていきたいと思います。