清掃一筋? 高等部2年の夏休み

 妻(yuheimama)です。夏休み真っ最中の悠平。放課後等デイサービスへの通所、学校主催の進路見学会への参加に加え、家庭では宿題と家庭学習に取り組み、yuheipapaとの乗り鉄やお出掛け、パソコンで気分転換をしています。

 昨年の進路見学会では就労移行支援事業所と就労継続支援B型の多機能事業所を見学し(「高等部の夏休み」を参照ください)、母はその後に居住地域の事業所を複数訪問したので(「初めての実習」を参照ください)、今年は将来を見据えて、企業2社を見学しました。1社は清掃業務で障害者雇用を実施している地元企業、もう1社は大手企業内で清掃、喫茶、データ入力等を行っている都心の特例子会社です。地元企業では、公共施設の清掃業務を請け負っており、支援員を手厚く配置し、地域共生を意識した取り組みをしていました。特例子会社は社員数も多く、さまざまな業務に取り組み、「人財育成」(人材ではなく、財産の「財」で人財)に力を入れている様子が見受けられました。悠平が通う高等部のOBが見学時の社内案内を担当してくださいました(この案内業務も研修の一環とのことでした)。いずれの企業でも、スタッフ全員に初めから障害理解があったわけではないのでしょうが、互いに学び合い、それぞれの役割を担って共に働く環境に魅力を感じました。

 特例子会社では複数の業務があったため、学校の作業学習で清掃を学んでいる悠平が、清掃以外の業務にも興味を持ったのではないかと思って感想を尋ねたのですが、悠平は「やっぱり清掃かな」と気持ちが揺らぐことはなかったようです。

 そんな清掃一筋(?)の悠平の宿題は家事手伝い。これまでも取り組んできた、朝の皿洗いや洗濯物干しに加え、今夏は作業学習で実施している窓掃除も取り入れました。窓を濡らして、スクイージーという道具で水分と一緒に汚れを取り除き、最後に乾拭きをします。夏休みに入ると早々に、スーパーの清掃用品売り場でスクイージーを購入し、チャレンジ。悠平の頑張りで窓がきれいになって、母、感激でした!

 2学期には1週間程度の現場実習が予定されています。職業訓練と社会生活に必要な学びを継続し、悠平なりの自立の形を模索しながら、引き続きサポートしていきたいと思います。