休校中の教材

 妻(yuheimama)です。東京都立学校では休校が5月6日以降も延長になりました。悠平は日課表に沿って、落ち着いて生活していますが、母は1日3回の食事の準備と後片付け、午前・午後に制作するアイロンビーズの準備、そしてこれまた午前・午後に設定した家庭学習の準備と取り組みなどなど、目まぐるしく動きまわっています。特に家庭学習教材は、悠平の理解度や進捗状況に合わせて、数日おきに見直し、さまざまな教材を組み合わせています。

 休校の長期化に伴い、オンライン授業などの取り組みが報道されていますが、要所要所で個別支援が必要な児童生徒が在籍する特別支援学校では、オンラインによる一斉授業は難しいと思われます。また、家庭学習用のドリルの売り上げが伸びているとの報道を目にしましたが、定型発達児対象の教材は、知的障害や自閉症の子どもに必要なスモールステップに対応できないものが多い印象です。そこで今回は、これまでに悠平が活用してきた教材の幾つかを紹介します。お子さんによって合う合わないがあると思いますので、詳細はホームページ等でご確認ください。

四谷学院「療育55段階」~国語、算数、生活・ソーシャルスキルで構成されています。自閉症をはじめとする発達障害児向けの教材なので、イラストや説明文が簡潔で、スモールステップでレベルアップしていける教材です。ただし、少々高額で、親が「これを教材に自分が家庭教師をやる」と覚悟しなければ、継続が難しいと思いますので、よく検討することをお勧めします。公式ホームページから教材見本の申し込みができます。

葛西ことばのテーブル~言語障害・学習障害のある子どもから成人向けの教材がラインナップされています。悠平は「おはなし読解ワーク」(初級・中級・上級)や「ことばのクロスワード」、「さくぶん練習ワーク」などを活用してきました。

コロロ発達療育センター「自閉症児のためのコミュニケーションワーク」シリーズ、「ことばの練習帳」シリーズ~自閉症、発達障害児向けの教材です。悠平は以前に、「自閉症児のためのコミュニケーションワーク 物の用途・場所と目的・人と職業」「ことばの練習帳 季節のもんだい」に取り組みました。

特別支援教育のための教材e-kokoro~その名の通り、特別支援教育のためのドリル等を提供しているサイトです。学年別ではなく、ステップ別になっているので、お子さんの学習到達度に合わせて選ぶことができます。

くもん出版のドリル~幼児期から使えるさまざまなドリルがあります。スモールステップで難易度が上がっていく構成ですが、定型発達のお子さんにとってのスモールステップなので、知的障害、自閉症のお子さんの場合は取り組み具合を見ながら調整して使用するとよいかと思います。

ネットでダウンロードできるプリント教材~「ちびむすドリル」「ぷりんときっず」など、無料で利用できるドリルがあります。普通学級の学習に対応した教材なので、難易度を確認しながら、ひらがな・カタカナ・漢字の練習や計算練習など、反復練習用に活用しています。何度でも同じページをプリントできるので、間違えてもやり直しができたり、量をこなして定着を図るのに便利です。最近は、「東京ベーシック・ドリル」も時々、利用しています。