暑さ、寒さと衣服の調整

 妻(yuheimama)です。12月に入り、朝の寒さが厳しくなってきました。1日中寒い日もあれば、日中、朝より10度以上気温が上がって暖かな日もあり、衣服の調整が難しい毎日です。悠平の通う学校には標準服があるので、何を着るかは決まっているのですが、天気予報を見ながら、下着を半袖にするか長袖にするか、ジャケットの上にジャンバーを羽織るかコートを着るかなど、日々、衣服の調整が必要です。

 衣服の調整、悠平が自分一人でできているのかというと、これがなかなか難しい。朝の気温が10度を下回り、ダウンコートを着て登校した日には、下校時に15~6度あったにもかかわらず、ダウンを着て放課後等デイサービスへ。帰宅後に「暑くなかった?」と尋ねると、「暑かった」と言うので、「暑いときにはコートを手に持って、着なくてもいいんだよ」とアドバイス。休日には、少し前まで長袖Tシャツにカーディガンを着ることが多かったためか、寒い日にセーターを着るよう勧めると、セーターの上にカーディガンまで着込んで顔が真っ赤に。「暑いんじゃない?」と尋ねると、「暑い」との返答。カーディガンを脱ぐよう促しました。

 暑さ、寒さの感じ方と衣類との関係について、以前にも記事を書いた記憶があったため確認すると、10年前に、「親としては衣服の調整が難しく、先々悠平自身がその調整をできるのか不安に感じるところです」と書いていました。その不安、まだ続いています。

yuheipapa.hatenablog.com

 服装調整の難しさは、悠平独自のものではなく、知的障害児者にはよくあるようで、さらに自閉症児者の場合、こだわりの強さから一度半袖を着ると半袖を着続けて衣替えが大変になる方もいると聞きます。悠平にはこうしたこだわりはありませんが、自分での適切な判断は発展途上。例えば「気温25度以上なら半袖」「気温10度以下ならダウンコート」と基準を示すのは一つの策なのですが、1日に10度も気温が上下すると、これも万能ではありません。とはいえ、1日中、母が付き添って衣服調整するわけにはいかないので、判断が難しそうな日には連絡帳を通して学校や放課後デイに声がけ・見守りをお願いしながら、本人の判断と行動を促すしかありません。

 10年前に比べれば、暑さ寒さを表現し、柔軟に衣類の調整に応じて、体調を崩すことは激減しました。社会人になるまでに自分で衣類の調整ができるようになるのか心許ない状態ではありますが、これからも働きかけを続けていきたいと思います。