「懐かしの駅スタンプラリー」50駅達成と小田原漁港「大漁定食」

 日本で初めて鉄道が開業したのは、明治維新からわずか5年後の1872年。新橋~横浜間でした。昨年は鉄道150年の年でさまざまなイベントがあり、今年に入っても鉄道好きとしては気になるイベントがいろいろあります。そのうちの一つが、JR東日本が首都圏で行っている「懐かしの駅スタンプラリー」。悠平と一緒に回って先日、全50駅のスタンプを集め、記念のメダルをもらいました。例年、年明けは悠平と一緒に七福神をお参りするのが恒例になっていました。ことしはわたしの体調がよくなく、見送っていました。代わりの“巡礼”達成です。


 企画の趣旨は以下の通りです。
 ※鉄道開業150年「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」
https://www.toretabi.jp/pr/natsueki/

 昭和55(1980)年、旅の記念に駅スタンプを収集することを目的とした企画「わたしの旅」がスタート。
 全国約740の国鉄認定駅に置かれたのが「わたしの旅」スタンプです。
 昨年の冬大好評だった「JR東日本 懐かしの駅スタンプラリー」が、パワーアップして帰ってきました!
 今回は、当時の駅スタンプを25個復刻。スタンプの無かった25駅は新たな限定スタンプを制作。
 さらに、仙台駅・長野駅・新潟駅や、エキナカ・エキソト5施設にも懐かしの駅スタンプを設置しました。
 懐かしくも新しい駅スタンプを集めて、素敵な賞品や特典を手に入れよう!

 スタンプを押すには各駅とも改札を出なければなりません。50駅を回るのに正規の運賃を支払っていると財布が大変です。首都圏には「休日おでかけパス」という企画乗車券があり、土日や祝日の1日、北は埼玉県の熊谷や栃木県の小山辺りまで、東は茨城県の土浦や千葉県・成田、西は神奈川県・小田原までの結構広い範囲が大人2720円で乗り降り自由です。その範囲は、ほぼスタンプ設置50駅の範囲と一致します。JRとしては、この休日おでかけパスで回れるように設置駅を決めたのかもしれません。

【スタンプ設置の50駅】

 スタンプを押すことができる時間帯は、各駅の始発から終電までです。早朝から深夜まで、効率よく電車を乗り継いでいけば、1日で50駅を達成できるかもしれません。さすがにわたしも悠平も疲れそうなので、無理はしないことにしました。週末に1日ずつ、3週間がかりで50駅を達成しました。びっしり埋まった専用のスタンプ帳を広げて眺めると、達成感があります。

 3回に分けて、とは言っても、やっぱりせわしなく電車を乗り継ぐことになります。例えば、成田まで行きながら新勝寺にお参りもせず、スタンプを押したらすぐに次の電車に乗ります。昼食も駅ナカの飲食店。初日は千葉駅のそば屋さん。2回目も八王子駅のそば屋さんでした。初日が終わったときに、悠平が言いました。「今日は1回も駅の外に出なかったね」。確かにその通りで、よほど電車に乗るのが好きでなければ、50駅達成はなかなかできることではないのかもしれません。
 ゴールの50駅目は小田原でした。昼過ぎにはスタンプを押し終えたので、昼食は駅の外でゆっくり食べることにしました。「休日おでかけパス」を小田原から1駅だけ西へ乗り越して東海道線の早川駅へ。駅のすぐ近くに小田原漁港があり、海鮮料理、磯料理の店が並んでいます。あらかじめ調べておいた魚市場構内の食堂に入りました。

 お目当ての海鮮丼は売り切れ。ちょっと豪勢ですが、わたしも悠平も「大漁定食」にしました。おかずは刺身、フライ、煮魚と盛りだくさん。ここで、ちょっと驚いたことがありました。悠平が煮魚を箸で上手に食べたことです。幼児のころは手先の力が弱く、指先の細かい作業が不得手でした。魚もyuheimamaが身をむしって食べさせていました。それがいつの間にか、一人で食べられるようになっているとは。考えてみれば、ふだんの平日、わたしの帰宅は夜なので、夕食を悠平と一緒に食べることはありません。わたしが見ていなかっただけで、悠平はしっかりと成長しているのかと、うれしくなりました。

【小田原と言えばちょうちん。漁港の防波堤にはこんな灯台がありました】